泣いて、笑って、映画「パコと魔法の絵本」

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パコと魔法の絵本』(監督:中島 哲也)




この映画、とにかく面白かったで~す♪

美しいです・・・・グロテスクです・・・・ファンタジーです

泣けます・・・・・笑えます・・・・・奇妙キテレツ摩訶不思議です


そして、感動します♪





後藤 ひろひと氏作の舞台劇を「下妻物語」の中島 哲也氏が映画化したものです




古いお屋敷に住む青年を一人の老紳士が尋ねます

そして、仏壇にあった一冊のポップアップ絵本と恐い顔の老人の写真

それについて話し始めます・・・・


舞台は、一風変わった患者が入院していて、変わった医者と看護婦のいる

とある病院での出来事です・・・・・まあ、怪しげな病院だ~!!



その写真の老人とは、「大貫」という一代で大会社を築き上げた

超偏屈ワガママ頑固じじい、「お前がおれを知ってるってだけで腹が立つ!」と

近づく人に怒鳴り散らし、傍若無人でやりたい放題・・・・



そして、「パコ」という自分の誕生日に交通事故で両親をなくし、

自分も後遺症で、記憶が1日しか保てなくなった少女と出会います。



彼女が、毎日読んでいたのが母親に誕生日祝いにプレゼントしてもらった

『ガマ王子 対 ザリガニ魔人』というポップアップ絵本でした




その少女との奇妙な出会いが、偏屈魔人の老人に変化をもたらしていき

「パコ」の記憶に残るようなことを何かしてやれないかと思い、

毎年恒例のサマークリスマス・イベントで「ガマ王子とザリガニ魔人」の劇を

患者と医師達で演じて、少女にプレゼントしようと考えたのでした

しかし、簡単に他の患者が協力するはずもありません・・・・・

本人の胸の発作も激しくなってきて、なんとかしないとと焦ります

そして、予想外の結末が・・・・・・・・・



映像が綺麗で、幻想的ですね~

ポップアップ絵本の画面も素晴らしい♪

(ちょっと、最近観た「魔法にかけられて」の絵本のシーンとダブりますかね・・・)


でも登場人物がそれぞれ謎を秘めた変人ばかり・・・

メークもインパクトあり過ぎ~*1


しかし、「パコ」という少女はまるで天使のように明るく微笑みます





「パコ」を演じたのは”アヤカ・ウィルソン”という11才のハーフの女の子

偏屈じじいじゃなくとも、その「天使の微笑み」に優しい気持ちになってしまいますね

~・・・・♪



「大貫」を演じるのは、役所広司さん・・・・ヘアースタイルが異様です~

ちょっと、「影武者」の仲代達矢さん演じる武田信玄を思い出してしまいましたね



途中にCGアニメで「ガマ王子対ザリガニ魔人」の映像が患者達の劇と

同時進行でインサートされます

ガマ王子と巨大なザリガニ魔人の対決、これだけでも楽しめるくらい・・・・

子供向けに作られた映画なんですよね



ただ、やっぱりスピードが速すぎてちょっと分り難いかな~・・・・と

綺麗な映像なのにCM的な早いカット割りで、もったいない気がしてしまいます


話のテンポとしては、盛り上げる部分なんで仕方ないのかもしれませんが・・・






とにかく、見終わってやさしい気持ちになれる映画


泣けて、笑えて、感動する楽しい映画でした




是非、家族で観て欲しいですね~・・・・



*1:;^┰^