『線路』・・・・・で思い出すのは、
高校を卒業後、上京して井の頭線の東松原にアパートを借りて住んでいた頃
バンドマンとして、キャバレーとかクラブとかで演奏して
終わるのが、11時~12時の間位
新宿からの京王線に乗って、明大前で井の頭線に乗り換えるのだが
井の頭線の渋谷行きが終わってたりする
となると、一駅間歩く事になる訳だが・・・あまり道が良く分からなかった
しかたなく、電気の消えたホームから線路に飛び降り
ギターを抱えて線路を一人とぼとぼ歩くのである
東京とはいえ、30年位前あのあたりは意外に静かで暗かった
枕木の上(コンクリートだったかな?)を歩く靴音しか聞こえない
しかも、ほとんど枕木しか見ていない・・・だから
時折、吠える犬の声にビクッとなったり・・・
後ろから靴音が遅れて聞こえてくるような錯覚に落ちる
あるいは、このまま延々と線路を歩き続けるんじゃないか・・・とか思ったり
そして、何故か「ウルトラQ]の「悪魔っ子」の線路のシーンを思い出したり
距離にして1km位なんだが、結構長く感じたな~
雨の日は、余計に長く感じたし・・・・
夜の線路を一人で歩くのは、あんまり気持ちのいいもんではない
それにしても随分遠~い昔の事なんだな・・・・
そんな思い出が線路にはある・・・・